まんが日本昔ばなし『さるやの石』
あらすじ
昔、山奥に貧しい夫婦が住んでいました。夫婦には子どもはおらず、いつも食料に困っていました。ある日、夫が山でサルを見かけます。サルは何かを大事そうに持っていました。
夫がサルに近づくと、サルは持っていた石を夫に渡し、どこかへ行ってしまいました。夫が石を持って家に帰ると、妻は「なんじゃこりゃ」と不思議がります。
次の日、夫婦が畑仕事をしていると、近くの井戸から声がします。「お水を汲んでおくれ」。夫婦は井戸を覗き込むと、石が井戸の中で喋っていました。
夫婦は不思議に思いながら石を引き上げると、なんとそれは立派な米俵に変わっていたのです。夫婦は大喜びで米を売り、裕福な暮らしを送るようになりました。
登場人物
- 貧しい夫婦
- サル
- 井戸の石(米俵)
教訓
- 人を助ければ、自分が助かることがある。
- どんなものでも、価値あるものになる可能性がある。
- 善行は報われる。
作品背景
- 日本昔話に基づく物語。
- 『まんが日本昔ばなし』の第142話として放送された。
- 1982年10月3日に放送。
- 声優:麻生みつ子、滝口順平、野沢雅子
類似した昔話
- 「こぶとりじいさん」
- 「浦島太郎」
- 「舌切り雀」