豆つぶころころ

あらすじ

昔、松の木の下で貧しい老夫婦が暮らしていました。ある日、老人が畑に豆を蒔いていますが、風が吹いて豆粒が1つ転がって行ってしまいます。老人は豆をつぶしてしまわないかと心配しながらそのあとを追いました。

豆粒は転がりながら、いろいろな動物に飲み込まれていきます。雀、猫、狼、牛、馬と、どんどん大きな生きものに飲み込まれていきます。最後に、豆粒は鬼に飲み込まれてしまいました。

老人が鬼の腹に話しかけると、鬼は老夫婦の優しさに感動し、豆粒を吐き出してくれました。豆粒は松の木の下に戻り、元気な男の子に生まれ変わりました。

登場人物

  • 老夫婦: 貧しいが心優しい老人と老婆
  • 豆つぶ: 老人が蒔いた豆粒
  • 雀: 豆粒を飲み込んだ最初の動物
  • 猫: 豆粒を飲み込んだ2番目の動物
  • 狼: 豆粒を飲み込んだ3番目の動物
  • 牛: 豆粒を飲み込んだ4番目の動物
  • 馬: 豆粒を飲み込んだ5番目の動物
  • 鬼: 豆粒を飲み込んだ最後の動物
  • 男の子: 豆粒から生まれ変わった子供

教訓

この物語は、善行は必ず報われることや、どんな小さなものにも命があることを教えてくれます。また、どんな逆境にもあきらめないことの大切さも表現しています。

その他

  • この物語は、中国の故事「豆小弁」に基づいています。
  • まんが日本昔ばなしで放映された「豆つぶころころ」のアニメーションは、岡本忠成氏が監督を務めました。
  • この物語は、子供向けの紙芝居や絵本としても人気があります。